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白い波

流体システム工学研究グループ
伊藤研究室

名古屋大学 大学院工学研究科

マイクロ・ナノ機械理工学専攻
マイクロ・ナノ機械科学講座​

​流体の進化が駆動する機械システムの革新

分子レベルのミクロスケールから宇宙機レベルのマクロスケールまでの流体の挙動を理解し,工学的に制御することにより,機械システムの性能向上や新技術の開拓を目指します.具体的には,自動車のエネルギー効率の向上,次世代半導体加工技術の確立,情報デバイスの革新,新規な医療デバイス開発などに関する研究プロジェクトを推進しています.さらに機械工学を基盤としつつ,新規材料開発,情報技術,バイオテクノロジーを駆使した融合領域の開拓に取り組んでいます.

Latest Publications

Temperature Dependence of Viscoelasticity of Lubricating Oil with Adsorptive Polymer Additives Sheared in Nanogaps

Tribology Letters, 72, 83, 2024

自動車のエネルギー効率の向上には高性能な潤滑油の開発がキーとなる.潤滑油に含まれるポリマー添加剤は,流体潤滑では油膜保持能力を向上させ、境界潤滑では摩擦を低減することが報告されている.これらの効果は,表面に潤滑性のあるポリマー吸着膜が形成されることに起因すると考えられているが,その力学特性を定量化するのは困難であり,ポリマー材料開発のボトルネックとなっている.本研究では独自に開発したファイバーウォブリング法(FWM)を用いて,ナノメートル厚さのポリマー吸着膜のずり粘弾性測定に成功した.さらにFWM用の加熱ステージを独自開発し(特許申請中),ずり粘弾性の温度依存性を明らかにした.その結果,ポリマー吸着層が支配的なナノ隙間においては粘度指数が向上し,エントロピー弾性が発現することを発見した.

【下図:FWMの概要とナノ薄膜の弾性の温度依存性】

Nozue_TribolLett.png

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名古屋大学 大学院工学研究科 EI創発工学館

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